会社員の方で確定申告をする人はどれくらいいるんでしょうか。
私は前職が歩合給があり、大卒で就職してからは自分で確定申告をしていました。
いまの職に変わったことで年末調整のみのサラリーマンをしていましたが、今年からは確定申告が必須です。
賃貸併用住宅を建てたこと&株式投資をしていること
これにより、
●賃貸収入の青色申告
●住宅ローン減税の初年度手続き
●配当控除の申告
を行いました。
どれも初めて行うことです。
特に賃貸併用については賃貸と住居の割合、不動産の保有割合によって利率計算が必要で、とっかかりそのものが非常にややこしい風に思えましたが、全ての計算はエクセルが行いますし、書類は国税庁のHPに従って自動入力しますので、なんとか書類作成できました。初年度さえきっちりとした申告書類、帳簿を作っていれば、今後は今年のベースをいぢるだけになるので、なんとかなりそうです。
1年の一大イベントには変わりないですが…
配当控除は私たちサラリーマンにも有益!
これです。
サラリーマンで株をしてる方は、”源泉徴収あり”の特定口座のユーザーが多いと思います。
源泉徴収ありの場合は、20.315%の源泉徴収税率が利益に対してかかり、取引の都度、証券会社によって徴収と還付が行われていますね。
確定申告をすることで、
他の所得と合算になる総合課税を選択
→累進課税制度が適用されるため、課税所得695万円以下の方は、配当控除を使う方がお得。
以下、早見表です。
控除後の実効税率を加味すると、ボーダーラインは695万円。
●確定申告なし 20%
●確定申告あり *課税所得×税率-控除額
これって収入で考えると、個人の控除にもよりますが、900万以上の年収になります。
役職もない平社員はもれなく申告した方がもれなくお得かもしれません。
あとは、
お得と労力を天秤にかけることになります。
でも住民税上がっちゃうんでしょ?
住民税については、申告不要制度が使えます。
●所得税は申告する
●住民税は申告しない
(源泉徴収5%のまま)が選択できます。
お住まいの役所に申告書の提出をしましょう。
上場株式等の配当等所得・譲渡所得等(源泉徴収を選択した特定口座分)について、所得税では分離課税、個人市・府民税では申告不要とする場合など、課税方式の選択を行う場合は、市民税・府民税申告書とともに市民税・府民税申告書付表(課税方式選択用)のご提出をお願いします。
従業員持株会の配当金も配当控除に使おう
実際には、配当金が手元に入るわけではなく、買い付けに充当されるので忘れがちですが、持株会の自社株配当金も配当控除に使えます!
年末に送られてくる配当金計算書のハガキの注釈にも書いてありました。確定申告する際は、配当金計算書を提出しましょうの一文。
サラリーマンでお勤めの長い方
毎月まとまった額を拠出してる方
成熟企業で高配当、持株会の残高が三桁超えとか。
そんな方は、この持株会の配当金ってばかにならないと思います。
一度、自身の所得と配当金を見返してみることをおすすめします。
国税庁のHPから配当金集計リストをダウンロードして、簡単にまとめられます。
この集計リストは、HPの申告書作成コーナーからファイル読み込みが出来るので、自動的に吸い上げてくれます。
私の場合 還付金は約8,000円
配当控除の申告をして、1万円にも満たない金額ですが、還付金が増えました!
<課税所得>
私は…330万円以下のグループ
住民税については、申告不要制度を使うため、区役所に書類提出予定。
備忘録とまとめ
所得税の配当控除は使ってみる価値あり
所得税と住民税のそれぞれ課税方式は選べます
従業員持株会の配当金も忘れず申告しよう
参考
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