蒸し暑い7月。空梅雨の夏は、台風の勢力が強くなるらしい。
私は月曜日からそわそわしながら仕事をしていた。
Underworldの来日公演、なんとサカナクションと対バンだったんですが、山口一郎氏の体調不良により延期。
えーーUnderworldでさえ、単独で日本に呼べないんだって事実を知って、悲しんでいたところ、Instagramで嘆くフォロワーさんが飲みに行く人募集してたので、軽い気持ちで乗っかったら、是非となり、急遽2日後に飲みに行くことに。
思いもよらない展開。
10年以上前から、TwitterやInstagramで繋がっていて、説明できない信頼感のようなものがあった。
好きな食べ物や、音楽のことを、一方的によく知っているけれど、単に話したことがないだけのひと。洋楽イベントで会ったことがあるけれど、話しした記憶もないし、むこうもなかった。でも顔は知っていた(そのことにひどく驚いてた)。
パブにでも行きませんかと言われていったのは、外国人のたまり場のようなアイリッシュパブ。
オアシスからはじまって、今聴いてる音楽の話、仕事の話、大学の話、在阪時代の話、私の地元の話、にちてんの話、何を話しても理解してくれて、話が伝わって、こんなに気の合う人っているんだと思って衝撃だった(合わせてくれていたのかもしれないけど)ほぼ初対面で飲みにきて、あとから思い返すとかなり踏み込んで自己開示をした。今までずっと、音楽の話をできるのは、20代の頃に付き合っていた元彼だけだったし、SNS以外で対面で音楽の話をするのは久しぶりだって話したら、洋楽の話は特にしないよね。って嘆き合いながら笑った。
あの来日は何年前だとか、あのライブ私も行ってたよとか、そういうたわいもない話をできる、なんて楽しいんだろうって気持ちになった。
ずっと好きなバンドでも、最近の曲を好きになれないことがあって、昔の方がよかったって思うのは、自分だけ進化できていない、過去にとどまって後退している気持ちになるって言ったら、
10代、20代の頃に出会って聴いてきた音楽が特別に感じるのは、当然だし不思議なことじゃない、誰もがそうだよって肯定してくれた。
日常生活で接点のない人、他業界の人と話すのって楽しいよね。
だけど互いに、人と人を繋ぐ「何か」がないと、会話は続かない。
「何か」があったとしても、波長が合う合わないってあるしな。
最近、それを身に染みて感じる出来事があったから余計に。
気づいたら4時間も経っていて、ミナミの街を歩きながら帰った。
単なる相互フォロワーから友達になった。
しばらくはあの、楽しかった記憶と心地良い余韻が原動力になりそうだ。
Underworldを貼っておく。