夏が本気出してきた気がする。
この夏は1年分泣いた。
泣きはらして昇華させ、
いまはもう前向いてけろっとしているけれど、懺悔の気持ちがあったり、閉ざされた道の先を想像して勝手に天秤にかけてみたり、都合のいいことを並べたり、イヤなこと、嫌いなことを列挙したり、自分何様なんだか、やなやつやと嫌悪に陥ったり。
詳しく書くつもりはないけれど、およそ10年いっしょにいた恋人と別れを選びました。
恋人というよりかはもう家族であり、迷わず親友と思える人だったけれど、やっぱり、月日と共に恋人と思えない側面が多くなり、思いやりがなくなり、キスが嫌になり、匂いが嫌になり、そうこう言う間に他に好きな人が出来てしまい...。
あぁこの人と結婚するのかなぁと度々思うことはあれど、それを周囲に言われる度、素直に受け入れたくない自分がいて、何故だかその理由を考えてたけれど、明確な答えはなくて···逃げ出したくなり、なんだか申し訳ない気持ちが強かった。
1度も、結婚のけの字も迫ることはなく、肝心な話は避けていた。
とてもアラサー女とは思えない。
実際とても仲良かったんだけど。
でもね、切り出すきっかけがなくて、ある日突然告げるという最悪の終わり方になりました。
寝耳に水。
『俺と結婚することは1度も考えたことないん?』『おじいちゃんおばあちゃんになってもずっと一緒にいたかった』『好きだ』
と言われ、ならやっぱり10年もだらだら付き合う必要なかったよねと、おもう。
1年前ならば確実に受け入れていただろうけどな、もう遅いし。
"絶対に自分のもとから離れないだろう"という過信と、"受け入れてもらえるか分からない"という不確実さが、天秤に釣り合って、付き合いを長引かせてしまった。最大の理由だと思う。
男の人は確信がないと告白しないから。
あっ、詳しく書いとるがな。笑
まぁそんなこんなで、令和元年、ますます変化の年になりそうです。
ぼちぼち共通の友達にも報告してるけど、絶句されています。
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今年の夏は野外フェスにいかず、ストリーミングでおうちフェス満喫しました。
12年ぶりぐらいの珍しい夏。18の頃から、夏と言えばフェスに行き、前方まで突っ込み、真っ黒に焼けるのが我流でしたが、恋人が突如転職する!と言い出したので今年は大人しくすることになったのがことの経緯。
日本もストリーミングが主流になるといいな。
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角田光代の『愛がなんだ』が映画になってたから文庫本で読んだんだけど、主人公にまったく共感できないまま、読み終えていた。
恋愛本を読み漁る三十路の夏です。
愛がなんだ!