最近、頭の片隅に奨学金というワードが浮かんでるので、繰り上げ返済について考えてみました。
はじめに
- 2011年学部卒
- 正社員
- 月々返済7年目
- 第1種(無利子)、第2種(有利子)併用
- 人的保証
- 一括返済資金あり
- 残金およそ300万
- 毎月18,000円の返済、ボーナス払なし
きっかけ
きちっと覚えていたわけではないが、一括繰り上げ返済をすると、報奨金?というキャッシュバックがあると以前どこかで聞いた、記憶。
あ い ま い !!
もちろん支払利息を試算したうえで、毎月返済を選択していたのですが、報奨金が数%返ってくるという曖昧な記憶にもやっとしていた。だってそんな情報、スカラネットにはなかったもん。
調べた結果
報奨金
・・・
・・・
・・・ありました。
ただし、私は対象外でした。残念。
第1種(無利子)奨学金の一括繰り上げ返済の際にキャッシュバックされる制度らしい。
【条件】
- 平成17年4月以前からの奨学生
(2005年4月以前。つまり、ストレート入学の4大学部卒の場合は、30才以上のアラサーアラフォー世代ということ)
→私は2007年からの奨学生。対象外。
- 返還最終期日まで4年以上残っている方
一括返済額の3%~5%が報奨金としてキャッシュバックされるのはかなり大きいし、元々無利子の奨学金であることを考えるとおいしいなぁと思いました。
でも意外と知られていないようです。日本学生支援機構も毎年ハガキでお知らせしておきながら周知しようなんて考えは毛頭なさそう。
スカラネットにはありませんでしたが、『返還のてびき』には記載がありました。
誰が見るねん~!!!
私は対象外でしたが、対象となる平成17年以前の奨学生の基準となる金利がそもそも高いのだと思います。
私の第2種奨学金は変動金利ですが、現在0.134%です。
かなりの低金利です。この金利でお金を貸してくれるところはまずないでしょう。
奨学金を返済して、他のローンを組んでるようでは勿体ない。
※私は人的保証を選択している分、機関保証の方よりも奨学金の利息+α分(保証料)がありません。保証人を受け入れてくれた親戚には感謝ですね。迷惑はかけまい。
変動金利なので最終支払までを試算することはできませんが、一括返済で安くなる利息は、およそ3200円でした。
なにこれ、やす。メリットない。
結論
一括返済せずに、毎月支払を続けることにした。
次回、改めて考えるとすると、人生のイベント時もしくは、5年後の金利見直し時期ですね。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございます。この記事が、報奨金対象のアラサーアラフォー奨学生に届きますように。
追記 #2018.5.29
住宅ローンを組む場合は注意が必要です。
自分自身の置かれた状況をふまえ、毎月返済へ選択し、現在も続けていますが、年末に住宅ローンを組むことになり、奨学金の残債額がローンの基準額からマイナスされそうになりました。
クレジットカードの保有枚数や携帯の月々サポートも借金の一種とみなされるとは聞いていましたが、無利子や利息の少ない奨学金をなけなしの貯金から一括返済し、高金利の住宅ローンの金額を上げるなんて、本末転倒!
融資額が高額だったため、奨学金残債額をマイナスされてしまうと、厳しい状況に。
営業さんから散々説得されましたが、結果的には条件の合う銀行を選ぶことができました。
私のケースは少し特殊だったため、奨学金は返済せずに、住宅ローンを組むことができましたが、奨学金の完済が条件になるケースも大いにありえます。
奨学金返済は計画的に、そしてやっぱり、貯金は大切です。